元永 定正(著)
福音館書店 (1984/01)
解説には2歳からとありますが、0歳から読んであげてほしい1冊です。「もこもこもこ」と同じ元永定正さんの絵本で、とにかく色がとってもきれい。
表紙がシンプルなので(この表紙も好きです)、表紙だけでは内容はよくわからないのですが、色とりどりの小さな“いろだま”が、「ころころころ」といろんな道を転がっていくお話です。

私の感想としては、「あぁ人生そのものかも」なんてオヤジ臭いことも思ったりしましたが、実は始点と終点が一番好きかもしれません(笑)
「ころころころ」という音感もいいので、娘に読むときには、坂道を登るときには上がり調子で、あらしの道では飛び跳ねるように、とか変化をつけてあげるととっても喜びます。一生懸命“いろだま”を手で触って追いかけています。

それにしても、読んでいるうちに“いろだま”たちがなぜかおいしそうに見えてきてしまいました。
書店で見かけたら、ぜひ手にとって見てみてほしい絵本です。